2018.1.21category:thinking
一つの物を丁寧に、愛着を持って使っている方を尊敬しています。そして強く惹かれます。
全てがすべてでは無いですが物を大切にする方は、人との繋がりも大切に丁寧にしている方が多いように感じます。ここ一番の気遣いが細やかで繊細。普段会っていなくとも、たまのやり取りや一つ一つの所作が穏やかで安心します。男女問わずそういう方の周りには素敵な笑顔が集まっていきます。そしてそういう人の持ち物をふと見てみると長年使われている時計や、お祖父様から譲られたという万年筆、そして丁寧に使われている革靴などがあったりするのです。
自分もそうなりたいなと思います。自分の手にする物に愛着を感じそして手を掛ける事で新しい要素を自分に取り入れたい。そして出会い繋がって下さる方との縁を都度感じていきたい。そういう思いがここ数年とても強くなってきました。
どんな物でも時と共に新品のような色つや形では無くなり少しづつ少しづつ変化していきます。ですがそれは負ではなく寧ろ経年美を生み、それを楽しむ術を手にした時、新しい物新しい事をと急き立てられ物を手にする流れから少し離れ、今を楽しみ今目の前にある物を愛しむという無限の幸せに繋がると信じています。
futanaではこの「手にした物を長く楽しんでいく」考え方の元来ていただく方と一緒に、今既に手にある物をメンテナンスするという行為を楽しんでいけたら嬉しいなぁと思っています。
そしてその中でfutanaと皆さんとの繋がりも長く続いていきますように。
その思いが、来月のshoeshineのイベントとなって一つ目の形になりました。靴のお手入れに苦手意識のある方も多いと思いますが、覚えてしまえばとても簡単で、帰ってきた後や靴を履く前にブラシで汚れを払うだけでそれはもう靴磨きの始まりです。そしてそれだけで靴は喜ぶし気分も何故か良い。不思議ですが本当に気分すっきりになります。ちょっとした習慣。それが人を大きく変えていく。そう実感しています。
これから続くfutanaと一緒に、新しい習慣を手にしていただければ嬉しいです。
futana
